ゆきてかへらぬ
白鳥は元気を取り戻して立ち上がると、のぼりくる太陽のほうへ、
空の旅行隊の飛び去った青みがかった岸辺をめざして飛んで行きました。
ただひとり胸に憧れをいだいて飛んで行きました。
青い、ふくれあがる波をこえて、ひとりさびしく飛んで行きました。
―――『絵のない絵本 第二十八夜』 アンデルセン著 より
あらすじ
ゆえなき衝動
黄色い町
手のひらの哀しみ
掻き集める灯火
碧空へ投げた視線
落日に誓う
拭い去る雫
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